人月
1人が1か月働く作業量を基準にした工数の単位。必要人数は、作業量を作業できる期間で割って見積もるが、作業の依存関係や習熟差も考慮する必要がある。
イマシルちゃんの解説
一人で何日もかかる片付けも、手分けできれば早く終わるね。
でも、一つしかない道具を使う作業は、人数だけ増やしても急げないんだ。
説明や相談にかかる時間もあるよね。
仕事の量と、何日で終えたいかを分けて考えてみよう。
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より深い解説
作業量と経過時間
工数は仕事に費やす人的な作業量である。人日や人時間も同じ考え方の単位であり、それぞれ1人が1日、1時間働く量を基準にする。
工数 = 人数 × 作業期間
必要人数 = 工数 ÷ 作業期間
例えば30人月の作業を、均等に分担して6か月で行うなら平均5人となる。これは必要条件の目安であって、その人数で必ず完成できるという保証ではない。
工程ごとの計算
全体の工数に対する割合と、全体の期間に対する割合は別の量である。工程ごとに割り当てられた工数と期間を求めてから人数を計算する。
| 独自の例 | 値 |
|---|---|
| 全体工数 | 80人月 |
| 全体期間 | 10か月 |
| ある工程の工数割合 | 30% |
| その工程の期間割合 | 20% |
その工程の工数は24人月、期間は2か月となる。必要人数は12人であり、全体工数を全体期間で割った人数と一致するとは限らない。
運用要員を見積もる
毎日必要な勤務枠を維持する場合は、総勤務量を、1人が勤務できる日数で割る。休日や休暇を稼働日数から差し引く。
例えば年間360日に毎日2枠を設け、1人が年間240日働けるなら、720人日を240日で割って3人となる。割り切れない場合、必要人数は整数へ切り上げる。実際には連続勤務、技能、休暇の重なり、引継ぎも考慮する。
人数を増やすときの限界
| 制約 | 影響 |
|---|---|
| 作業の前後関係 | 先行作業が終わらないと着手できない |
| 教育や引継ぎ | 新しい人の参加に既存要員の時間を使う |
| コミュニケーション | 大人数になるほど調整先が増える |
| 専門技能 | すべての要員が同じ作業をできるとは限らない |
費用を求める場合は、工数に単価を掛ける。工数、費用、経過時間を同一視しないことが、見積りを読む基本である。