Auto MDI/MDI-X
イーサネットのポートが、接続先のポートのピンの割当て(送信用と受信用の線)を自動で判別して、自分の送受信を切り替える機能。ストレートケーブルとクロスケーブルのどちらでも接続できる。
イマシルちゃんの解説
糸電話で話すとき、相手の口に向けて話して、相手の声は耳で聞くよね。
もし、2人とも同じ側で話したり聞いたりしたら、うまく伝わらないんだ。
LANケーブルにも、「話す線」と「聞く線」があって、つなぐ機器によっては、線を入れ替えたケーブルを使い分ける必要があったんだ。
この機能があると、機器が自分で「じゃあ、ぼくが入れ替えるね」って合わせてくれるから、
どっちのケーブルを使っても、ちゃんとつながるんだよ。
より深い解説
MDIとMDI-X
ツイストペアケーブルの10BASE-T、100BASE-TXでは、8本の線のうち、送信用と受信用の2対を使う。ポートには、ピンの割当てが逆の2種類がある。
| ポートの種類 | ピン1・2 | ピン3・6 | 主な機器 |
|---|---|---|---|
| MDI | 送信 | 受信 | PC、ルータ |
| MDI-X | 受信 | 送信 | スイッチ、ハブ |
ケーブルの使い分け(機能がない場合)
| 接続 | 使うケーブル |
|---|---|
| MDIとMDI-X(PCとスイッチなど) | ストレートケーブル(両端のピンの並びが同じ) |
| MDIどうし、MDI-Xどうし(スイッチとスイッチ、PCとPCなど) | クロスケーブル(送信と受信の線を入れ替える) |
Auto MDI/MDI-Xの働き
ポートが、接続先の信号を調べて、自分のポートをMDIとMDI-Xのどちらとして動かすかを自動で決める。そのため、ケーブルの種類や接続先の機器の種類を気にせずにつなげる。
1000BASE-T以上では、4対すべてを使って、それぞれの対で送信と受信を同時に行う。この場合も、ペアの対応を自動で合わせる仕組みがあり、ほとんどの機器がAuto MDI/MDI-Xに対応している。
似た自動機能との区別
| 機能 | 自動で合わせるもの |
|---|---|
| Auto MDI/MDI-X | ピンの割当て(送信と受信の線の入替え) |
| オートネゴシエーション | 通信速度、全二重・半二重 |
| フロー制御(PAUSEフレーム) | 受信側があふれそうなとき、相手の送信を一時止める |
オートネゴシエーションと混同しやすいが、別の機能である。