メタデータ
データの意味、構造、形式、作成者など、データ自体について説明する付加情報。データベースでは、列名や型などの定義情報もこれに含まれる。
イマシルちゃんの解説
写真に「いつ、どこで撮ったか」というメモが付いていると便利だよね。
写真の中身とは別に、探したり整理したりする手がかりになるんだ。
同じように、数字の表にも「何の数か」「単位は何か」という説明がいるね。
中身を正しく使うための、名札のようなものなんだ。
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より深い解説
中身と説明を区別する
商品表の価格が「750」であるとき、その値は業務データである。「価格列は整数型で、単位は円である」という説明はメタデータに当たる。
| 対象 | 説明する情報の例 |
|---|---|
| データベース | 表名、列名、データ型、制約 |
| 文書 | 著者、作成日時、版、分類 |
| 画像 | 撮影日時、縦横の画素数、撮影条件 |
| データ連携 | 項目の意味、単位、出典、更新頻度 |
説明のためのデータも保存・管理の対象である。DBMSに登録できない情報という意味ではない。
データ辞書
データ辞書は、項目の定義や制約などをまとめて管理する仕組みである。DBMSが持つシステムカタログには、表、列、索引などの情報が登録される。業務上の意味や管理責任者を別途管理することもある。
型だけでは意味は確定しない。同じ整数でも、単位が円と千円では1,000倍の差が生じる。データ交換では名前だけでなく、単位や業務上の定義の一致を確かめる。
値の範囲との関係
属性が取り得る値の集合をドメインという。例えば評価を1~5の整数に限定するのが値の範囲に関する制約である。範囲を表す定義はメタデータになるが、メタデータ全体が値の範囲だけを意味するわけではない。
集合の部分集合をすべて集めたものはべき集合であり、データを説明する情報とは異なる数学上の概念である。
管理上の注意
| 注意点 | 起こりうる問題 |
|---|---|
| 本体と説明の同期 | 列の仕様変更後に古い説明が残る |
| アクセス制御 | 作成者や撮影位置などから機密情報が漏れる |
| 出典の記録 | 加工を重ねると元データを追跡できなくなる |
| 定義の統一 | 同じ項目名が部門ごとに別の内容を示す |
メタデータが付いているだけで、元の値の正確性が保証されるわけではない。誰が、どの手順で作り、どの時点の情報なのかも確認する。