DSRC
道路側の設備と自動車などの間で、限られた範囲の無線通信を行う方式。日本のETCなどでは主に5.8GHz帯を使う路車間通信として利用される。
イマシルちゃんの解説
高速道路の料金所では、車を長く止めなくても料金をやり取りできるよね。
道路の機器と車の機器が、すれ違う短い間に情報を交換するんだ。
どこでも広くつながるというより、決まった場所で必要な通信をするのに向いているよ。
より深い解説
定義
DSRC(Dedicated Short Range Communications)は、道路に設置された機器と車載器などの間で通信する、比較的短距離の無線通信技術の総称である。日本のETC(Electronic Toll Collection)では5.8GHz帯の通信が採用されている。
| 構成要素 | 役割 |
|---|---|
| 路側機 | 道路に設置して車両と通信する装置 |
| 車載器 | 車両に搭載し、路側機と情報を交換する装置 |
| ETC | 料金所での料金収受を自動化する仕組み |
| ETC2.0 | 道路交通情報などもやり取りするサービス |
通信の特徴
- 車載器を搭載した車両が路側機の通信範囲に近づく。
- 路側機と車載器が、定められた手順で必要な情報を交換する。
- 車両がその範囲を離れると、通信が終了する。
通信の場所を限定できるため、通過地点と対応した処理を行いやすい。携帯電話網のように広いエリアで端末を常時接続することとは目的が異なる。
ほかの無線技術との違い
| 技術 | 主な用途 |
|---|---|
| DSRC | ETCなどの路車間通信 |
| ZigBee | センサの低消費電力通信 |
| Bluetooth Classic | 身近な機器の近距離通信 |
| UWB | 広帯域による通信や測距 |
DSRCの周波数は国や規格によって異なる。日本のETCで使う周波数として5.8GHz帯を覚え、すべての国のDSRCが同じ周波数と決め付けないことが重要である。