PAP
PPPで使う認証方式の1つ。利用者IDとパスワードを、暗号化せずにそのまま相手に送って認証する。
イマシルちゃんの解説
PAPの本人確認は、とってもシンプル。
「IDはこれで、パスワードはこれです」って、そのまま伝えるだけなんだ。
わかりやすいけど、途中で誰かに聞かれていたらパスワードがばれちゃう……。
だから今では、もっと安全なCHAPが使われることが多いんだよ。
より深い解説
定義
PAP(Password Authentication Protocol)は、RFC 1334で定められた、PPPの認証プロトコルである。PPPフレームのプロトコルフィールドの値は0xC023。
認証の流れ
PAPは2回のやり取り(2ウェイハンドシェイク)で認証する。
- 認証される側(クライアント)が、利用者IDとパスワードを Authenticate-Request で送る
- 認証する側(サーバ)が照合し、Authenticate-Ack(成功)か Authenticate-Nak(失敗)を返す
弱点
| 弱点 | 内容 |
|---|---|
| パスワードが平文 | 回線を盗聴されると、パスワードがそのまま読み取られる |
| リプレイ攻撃に弱い | 盗聴した認証のやり取りをそのまま再送すれば、なりすませてしまう |
| 認証が最初の1回だけ | リンク確立直後に一度認証すると、その後は確かめ直さない |
このため、PAPは盗聴の心配がない回線や、より上位の層で暗号化されている場合などに限って使い、通常はCHAPを使うことが推奨される。
CHAPとの比較
| PAP | CHAP | |
|---|---|---|
| やり取り | 2ウェイ | 3ウェイ |
| パスワードを送るか | 送る(平文) | 送らない |
| 再認証 | しない | 通信中に何度でも行える |