スケールアップ
一台のサーバや一つの実行環境に割り当てるCPU、メモリなどを増強し、処理能力を高める方法である。サーバの台数を増やすスケールアウトと区別する。
イマシルちゃんの解説
サーバの処理が追いつかないときは、一台をもっと高い性能にする方法があるよ。
それがスケールアップなんだ。
例えばメモリを増やしたり、CPUの多い仮想マシンへ変更したりするよ。
アプリを複数のサーバへ分ける構成に変えなくても、処理の余裕を増やしやすいの。
ただし、メモリ不足が原因なのか、ディスクの読み書きが遅いのかで、増やすべき資源は変わるよ。
機器やサービスによっては変更時に再起動が必要になるので、性能の上限と作業中の影響も確認するんだ。
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より深い解説
一台へ割り当てる能力を増やす
スケールアップは垂直方向の拡張とも呼ばれる。物理サーバの部品を増設する、より高性能な機器へ置き換える、仮想マシンのCPUやメモリの割当量を増やすなどの方法がある。
| 制約となっている資源 | 増強の例 |
|---|---|
| CPUの処理能力 | より高性能なCPUや、利用できるコア数を増やす |
| メモリ容量 | メモリを増やして不足や過度の退避を抑える |
| ストレージI/O | 必要な読み書き性能を持つストレージへ変更する |
どの資源が処理を制限するボトルネックなのかを調べてから増強する。処理が一つのCPUでしか並列実行されない場合、コア数を増やしても期待した改善にならないことがある。
台数を増やす方式との違い
| 観点 | スケールアップ | スケールアウト |
|---|---|---|
| 増やすもの | 一台当たりの資源 | 処理を分担する台数 |
| アプリケーションへの影響 | 一台で処理する構成を維持しやすい | 複数台へ分散できる仕組みが必要になる |
| 拡張の限界 | 機器やインスタンスが持てる資源の上限がある | 共有データや分散処理が制約になり得る |
一台を強化しても、その一台が故障すると処理できない構成のままなら、単一障害点は残る。性能向上と冗長化は別の観点である。
変更中の停止を確認する
部品交換やインスタンスサイズの変更で停止・再起動が必要になる場合がある。一方、対応するメモリの動的追加など、稼働中に行える変更もある。スケールアップは必ず停止を伴うという固定的な規則ではなく、変更対象と実装で判断する。
変更後は資源が増えたことだけでなく、応答時間、処理件数、費用が目的に合っているか確認する。
参考資料
実際の試験ではここに出る!全1問
ネットワークスペシャリスト
- 午後Ⅱ