テンペスト攻撃

読み:てんぺすとこうげき / 英語表記:TEMPEST attack

ディスプレイやケーブルなどから漏れ出る微弱な電磁波を離れた場所で受信し、表示内容や処理中のデータを読み取る攻撃。対策は電磁波の遮蔽である。

イマシルちゃんの解説

パソコンのディスプレイやケーブルからは、目に見えない弱い電波がほんの少しずつ漏れているんだ。

テンペスト攻撃は、その漏れた電波を遠くからこっそり受信して、
画面に何が映っているかを再現しちゃう攻撃なんだよ!
ネットワークに侵入しなくても情報が盗めちゃうから、とっても不気味だよね。

より深い解説

定義

テンペスト攻撃は、コンピュータやディスプレイ、キーボード、ケーブルなどから意図せず放射される電磁波を傍受し、表示内容や入力内容を復元する攻撃である。TEMPESTは、もともと米国でこうした漏えい電磁波を防ぐための規格の名前である。

機器の物理的な性質から漏れる情報を利用する攻撃はサイドチャネル攻撃と総称され、テンペスト攻撃はその一種である。

特徴

特徴内容
痕跡が残りにくい電磁波を受信するだけなので、攻撃されたことに気づきにくい
ネットワークを経由しない外部と接続していない機器(エアギャップ環境)も対象になりうる
距離の制約電磁波は弱いため、比較的近い場所から受信する必要がある

対策

対策の基本は、電磁波を外に漏らさないことである。

対策内容
電磁波の遮蔽(シールド)部屋全体を電磁シールドで囲む、機器やケーブルにシールドを施す
低放射の機器を使う漏えい電磁波を抑えた機器を選ぶ
光ファイバの利用電気信号を使う銅線のケーブルの代わりに使う
距離を取る重要な機器を、建物の外壁や窓から離して置く
ノイズを出す妨害用の電磁波を出し、漏れた信号を読み取りにくくする

暗号化は通信路上のデータを守るものなので、画面に表示された時点の情報が漏れるテンペスト攻撃には効果がない点に注意する。

ほかのサイドチャネル攻撃

攻撃利用する情報
電力解析攻撃処理中の消費電力の変化から、暗号の鍵などを推測する
タイミング攻撃処理にかかる時間の違いから、秘密の情報を推測する
音響解析キーボードの打鍵音などから入力内容を推測する

実際の試験ではここに出る!

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