MTBF
システムが故障してから次に故障するまでの、正常に動いている時間の平均。平均故障間隔ともいい、長いほど故障しにくい(信頼性が高い)ことを表す。
イマシルちゃんの解説
「このシステム、どのくらい壊れずに動き続けられるの?」を数字にしたのがMTBFなんだ。
MTBFが長いほど、故障がめったに起きない頼もしいシステムってこと!
壊れにくくする工夫をすると、MTBFが長くなるんだよ。
より深い解説
定義
MTBF(Mean Time Between Failures:平均故障間隔)は、修理できるシステムについて、故障が直ってから次に故障するまでの稼働時間の平均である。システムの信頼性(Reliability)を表す指標で、長いほどよい。
MTBF = 稼働時間の合計 ÷ 故障の回数
例:1年間(8,760時間)のうち、3回故障し、修理に合計60時間かかった場合
(8,760 − 60)÷ 3 = 2,900時間
MTBFを長くする(故障を減らす)方法
| 方法 | 内容 |
|---|---|
| 信頼性の高い部品を使う | 故障しにくい部品や、実績のある製品を選ぶ |
| 予防保全 | 故障する前に、定期的な点検や部品の交換を行う |
| 誤り訂正(ECCメモリなど) | 記憶装置で起きたビット誤りを自動で訂正し、故障として表に出さない |
| 命令再試行 | 一時的な誤りで命令の実行に失敗しても、もう一度実行して正常に処理を続ける |
| 冗長化 | 装置を二重化し、一方が壊れてもシステム全体は止まらないようにする(システムとしてのMTBFが長くなる) |
「故障そのものを起こさない、または起きてもシステムを止めない」工夫が、MTBFを長くする。
MTTRとの違い
| 指標 | 意味 | 改善の方向 |
|---|---|---|
| MTBF | 故障せずに動いている時間の平均 | 長くする(故障を減らす) |
| MTTR | 故障してから直るまでの時間の平均 | 短くする(早く直す) |
どちらを改善しても、システムが使える時間の割合(稼働率)は高くなる。
故障率との関係
単位時間あたりに故障する割合を故障率といい、故障率が一定とみなせる場合は「故障率 = 1 ÷ MTBF」の関係がある。