MTTR
システムが故障してから、修理して再び使えるようになるまでの時間の平均。平均修復時間ともいい、短いほど早く復旧できる(保守性が高い)ことを表す。
イマシルちゃんの解説
どんなシステムでも、いつかは壊れちゃうことがあるよね。
大事なのは、壊れたときにどれだけ早く直せるか!
それを数字にしたのがMTTRなんだ。
原因をすぐ見つけられる工夫や、すぐ交換できる部品の準備があると、MTTRは短くなるんだよ。
より深い解説
定義
MTTR(Mean Time To Repair:平均修復時間)は、故障が起きてから、修理が終わって再び稼働するまでの時間の平均である。システムの保守性(Serviceability / Maintainability)を表す指標で、短いほどよい。
MTTR = 修理時間の合計 ÷ 故障の回数
修理にかかる時間の内訳
修理の時間には、部品を交換する時間だけでなく、次のような時間がすべて含まれる。
- 故障に気づくまでの時間
- 原因の場所を突き止めるまでの時間
- 保守要員や部品が届くまでの時間
- 修理や交換の作業時間
- 正常に動くことを確かめる時間
このうち、特に時間がかかりやすいのは、原因を突き止めるまでの時間である。
MTTRを短くする(早く直す)方法
| 方法 | 内容 |
|---|---|
| エラーログ取得機能 | 故障のときの状態や記録を残し、原因を素早く突き止められるようにする |
| 監視と通知 | 故障をすぐに検知し、担当者に知らせる |
| 遠隔保守 | 現地に行かなくても、遠隔から状態を確かめたり、設定を直したりできるようにする |
| 予備品の準備 | 交換部品を手元に置いておく |
| 部品の交換のしやすさ | 稼働中に部品を交換できる(ホットスワップ)、ユニット単位で交換できる構造にする |
| 手順書の整備と訓練 | 復旧の手順を決め、担当者が慣れておく |
「故障が起きた後に、早く原因を見つけて直す」工夫が、MTTRを短くする。故障そのものを減らす工夫(予防保全や誤り訂正など)は、MTBFを長くするものである。
稼働率との関係
稼働率 = MTBF ÷(MTBF + MTTR)
MTBFが同じでも、MTTRを短くすれば、システムが使える時間の割合(稼働率)は高くなる。