パッシブインタフェース
ルーティングプロトコルの設定で、そのインタフェースのネットワークの経路は広告するが、そのインタフェースからは経路情報の交換(Helloなど)を行わないようにする設定。
イマシルちゃんの解説
ルータのインタフェースの先には、ほかのルータがいる場合もあれば、パソコンしかいない場合もあるよね。
パソコンしかいないところに向かって、「ルータさん、いますか?道の情報を交換しよう!」って呼びかけ続けるのは、ムダだし危ないんだ。
そこで、「ここは呼びかけなくていいよ。でも、この先にネットワークがあることは、ほかのルータに教えてあげてね」って設定するのが、パッシブインタフェースなんだよ!
より深い解説
定義
パッシブインタフェースは、OSPFやRIPなどのルーティングプロトコルで、指定したインタフェースを「受け身(パッシブ)」にする設定である。OSPFでは、そのインタフェースでHelloパケットを送受信しなくなり、隣接関係が作られない。一方で、そのインタフェースにつながるネットワーク(サブネット)は、経路情報として、ほかのルータに広告される。
設定する理由
| 理由 | 内容 |
|---|---|
| セキュリティ | 端末側のネットワークに、不正なルータをつないでも、隣接関係が作られない |
| 情報の漏えい防止 | ルーティングプロトコルのパケットが、端末側に流れない |
| 負荷の軽減 | 不要なHelloパケットの送信や処理をなくす |
設定する場所の考え方
| インタフェース | 設定 |
|---|---|
| ほかのルータと経路を交換するインタフェース(WANやルータ間のリンク) | 通常のインタフェース(必要に応じてOSPF認証を設定) |
| 端末だけがつながるインタフェース(PCのセグメント、サーバのセグメント) | パッシブインタフェース |
| ループバックインタフェース | 通常、OSPFのHelloは送らない(経路は広告される) |
「経路の交換をしないインタフェースはパッシブインタフェースにし、交換するインタフェースではOSPF認証を行う」という組み合わせは、OSPFを安全に運用するための基本的な設計である。