ネットワークスペシャリスト 令和7年度 春期 午後Ⅰ 問3
この問題に出てくる用語
- NTP
- ネットワークにつながった機器の時刻を、正確な時刻のサーバに合わせる(同期する)ためのプロトコル。UDPの123番ポートを使う。
- FQDN
- ホスト名から最上位のドメイン(トップレベルドメイン)までを、省略せずにすべて書いたドメイン名。インターネット上の特定のホストを一意に表す。
- SaaS
- クラウドサービスの形態の1つ。クラウド事業者が提供するアプリケーションソフトウェアを、利用者がインターネット経由で利用する。
- サンドボックス
- 外部の環境から隔離された仮想的な実行環境。疑わしいファイルを中で実際に動かし、その振る舞いを観察・分析して、マルウェアかどうかを判断するのに使う。
- C&Cサーバ
- マルウェアに感染した端末(ボット)に対して、攻撃者が指令を送ったり、盗んだ情報を受け取ったりするために使うサーバ。Command and Control(指令と制御)サーバの略。
- syslog
- ネットワーク機器やサーバが出力するログ(システムログ)を、ネットワークを介してログサーバ(syslogサーバ)に送り、まとめて保存するための仕組み。標準ではUDPの514番ポートを使う。
- ステートフルパケットインスペクション
- ファイアウォールが、通信の状態(セッション)を記録しておき、許可した通信に対する応答のパケットを自動的に通過させる方式。応答の向きの許可ルールを個別に書かなくてよい。
- セキュアWebゲートウェイ
- 利用者のWebアクセスを中継して、URLフィルタリング、マルウェアの検査、通信の内容の検査などを行うクラウド型(または機器型)のセキュリティサービス。社内外のどこからでも、同じセキュリティポリシーを適用できる。
- DHCP
- ネットワークにつながった端末に、IPアドレスやサブネットマスク、デフォルトゲートウェイ、DNSサーバのアドレスなどの設定を、自動的に配布するプロトコル。
- DNS
- ドメイン名とIPアドレスなどの情報を対応づけ、問い合わせに応じて答える仕組み。世界中のDNSサーバが階層的に分担して管理している。
- DMZ
- インターネットと社内のネットワークの間に、ファイアウォールで区切って設けるネットワーク。Webサーバやメールサーバなど、外部に公開するサーバを置く。
- TLS
- 通信の暗号化、改ざんの検知、通信相手の認証を行うプロトコル。HTTPSをはじめ、メールやVPNなど多くの通信の安全を支えている。
- TLSインスペクション
- プロキシやセキュリティ機器が、HTTPSなどのTLSで暗号化された通信をいったん復号して中身を検査し、再び暗号化して中継する仕組み。端末には、検査する機器が証明書を発行するためのルート証明書を、あらかじめ信頼させておく。
- デジタル証明書
- 公開鍵が、確かにその持ち主のものであることを、認証局(CA)が電子署名で証明したデータ。X.509という形式が使われる。
- PACファイル
- Webブラウザが、アクセスする宛先ごとに、プロキシサーバを経由するか、直接接続するかを自動で判断するための設定ファイル。JavaScriptの関数で記述する。
- プロキシサーバ
- 利用者の端末の代わりに、Webサーバなどに接続して通信を中継するサーバ。通信を一か所にまとめることで、アクセスの制限、ログの記録、利用者認証、キャッシュなどを行う。
- RADIUS
- ネットワークにつなぐ利用者の認証、許可、利用記録をまとめて行うためのプロトコル。アクセスポイントやVPN装置などが、RADIUSサーバに認証を問い合わせる。
- リバースプロキシ
- サーバの側に置き、外部からの要求を受け付けて、内部のサーバに中継するプロキシサーバ。内部のサーバを直接外部に公開せずに済み、負荷分散やTLSの終端、キャッシュなども行える。
この問題に関係するテーマ
- クラウドサービスの導入検討
- オンプレミスの機器(プロキシサーバなど)からクラウドサービスへ移行するときに、機能や費用だけでなく、通信の経路、ネットワークの設定の変更点、既存のサービスへの影響を事前に洗い出し、トライアルで検証すること。
問題文:IPA公開の問題冊子(PDF)