Wi-SUN
920MHz帯を使う、省電力の無線通信の規格。電力メーター(スマートメーター)などに使われ、機器どうしでバケツリレーのようにデータを中継するマルチホップの通信ができる。
イマシルちゃんの解説
電気のメーターは、家ごとに離れた場所にあるよね。
それぞれが遠くの基地まで直接電波を届けるのは、ちょっと大変なんだ。
そこで、となりの家のメーターに「これ、先に送っておいて」ってお願いして、
メーターどうしで、バケツリレーみたいにデータを運んでいくんだよ。
電気もあまり使わないから、街じゅうのメーターをつなぐのにぴったりなんだ。
より深い解説
定義
Wi-SUN(Wireless Smart Utility Network)は、IEEE 802.15.4g などをもとに、Wi-SUN Allianceが認証を行う無線通信の規格である。日本では、スマートメーター(電力量計)の通信に広く使われている。
特徴
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 周波数帯 | 920MHz帯(サブギガ帯) |
| 通信距離 | 数百m〜1km程度 |
| 通信速度 | 数十k〜数百kbit/s |
| 消費電力 | 小さい。電池で動く機器もある |
| ネットワークの形 | 1対1、スター型、マルチホップ(メッシュ) |
| 上位の層 | 6LoWPANでIPv6を運ぶ |
920MHz帯は、2.4GHz帯より障害物の陰に回り込みやすく、遠くまで届く。
スマートメーターでの使われ方
| 経路 | 内容 |
|---|---|
| Aルート | スマートメーターから、電力会社のシステムへ。メーターどうしのマルチホップなどで集める |
| Bルート | スマートメーターから、家庭のHEMS(エネルギー管理システム)へ。Wi-SUNで、今の電力の使用量などを知らせる |
LPWAとの違い
| Wi-SUN | LPWA(LoRaWAN、Sigfoxなど) | |
|---|---|---|
| 通信距離 | 中距離。マルチホップで広げる | 1台で数km〜数十km |
| 通信速度 | 比較的速い | 非常に遅い |
| ネットワークの形 | メッシュが得意 | 基地局とのスター型が基本 |
Wi-SUNは、データを運ぶ無線の規格であり、パブリッシュ/サブスクライブ型のメッセージのやり取りを定めるものではない。