コーデック

読み:こーでっく / 英語表記:Codec

音声や映像を所定の形式へ符号化し、その符号化データを再生に使える形へ戻す方式や装置・ソフトウェアである。符号化をエンコード、逆の処理をデコードという。

イマシルちゃんの解説

動画を配信するときは、映像をそのまま送るとデータ量が大きくなるよね。
そこで、決められた形式へ変換して送り、受け取った側で再生できる形へ戻すんだ。
この変換の方式や、その処理をする仕組みをコーデックというよ。
送る側の符号化がエンコード、受け取ったデータを戻す処理がデコードだよ。
受信に成功しても、対応する方式で戻せなければ映像や音声を再生できないの。
また、データ量を減らすことと、秘密を守るために暗号化することは別の処理なんだ。

より深い解説

送信側と受信側の処理

音声や映像を特定の形式へ変換する機能をエンコーダ、その形式から再生用の音声サンプルや画像へ戻す機能をデコーダという。コーデックは方式そのものを指すことも、これらを実装した装置やソフトウェアを指すこともある。

映像のマルチキャスト配信でも、ネットワークが行うのはデータの配送である。受信端末は必要なパケットを受け取り、映像の符号化データを取り出してデコードし、画像を時刻に合わせて表示する。グループへの参加やパケットの転送だけで、符号化された映像が自動的に表示可能になるわけではない。

圧縮と暗号化を区別する

処理主な目的逆の処理
符号化・圧縮所定形式へ変換し、方式に応じてデータ量を減らすデコード(復号)・伸張
暗号化秘密の鍵を持たない相手に内容を読ませない暗号の復号

日本語ではどちらにも「復号」という語を使うため、文脈を確認する。映像の符号化を元に戻すデコードは、暗号鍵を使う処理とは限らない。暗号化された動画では、通信の保護を解除してから映像をデコードするなど、両方の処理が必要になる。

圧縮にも、元のデータを完全に復元できる可逆方式と、一部の情報を省く非可逆方式がある。非可逆圧縮では、デコード後の音声や映像が元のデータと完全に一致するとは限らない。

通信量との関係

コーデックの符号化速度は、生成される音声・映像データの量を表す。例えばG.729の基本方式は8kビット/秒で音声を符号化する。ただしネットワークではRTP、UDP、IPなどのヘッダーも運ぶため、回線に必要な帯域は符号化速度より大きくなる。

同じ形式でも対応するプロファイルやレベル、解像度などに制約がある。再生側が対応する条件と、送信側の設定を合わせる必要がある。

参考資料

実際の試験ではここに出る!全1問

ネットワークスペシャリスト

午後Ⅰ

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