ネットワークアドレス

読み:ねっとわーくあどれす / 英語表記:network address

IPアドレスのホスト部をすべて0にした、ネットワークそのものを表すアドレス。機器には割り当てられない。

イマシルちゃんの解説

町の住所でいうと、「〇〇町」までを書いた部分が、町全体を指す名前になるよね。
ネットワークアドレスは、まさにそんな「ネットワーク全体の名前」なんだ。

ルータは、このネットワークアドレスを手がかりに「このパケットはあっちのネットワーク行きだね」って道案内をしているんだよ!

より深い解説

定義

ネットワークアドレスは、IPv4アドレスのホスト部のビットをすべて0にしたアドレスで、ネットワーク(サブネット)そのものを表す。ルーティングテーブルには、宛先としてネットワークアドレスとサブネットマスクの組が登録される。

これに対し、ホスト部のビットをすべて1にしたアドレスはブロードキャストアドレスで、そのネットワーク内の全ホスト宛ての通信に使う。どちらも個々の機器には割り当てられない。

求め方

IPアドレスとサブネットマスクをビットごとにAND演算する。最後のオクテットだけを考えれば済むことが多い。

例:172.16.5.100/26 の場合

  1. /26のマスクは255.255.255.192なので、ブロックサイズは256 − 192 = 64
  2. 100が入る区切りは、64の倍数で考えると 64〜127
  3. ネットワークアドレスは 172.16.5.64
  4. ブロードキャストアドレスは 172.16.5.127
  5. 機器に割り当てられる範囲は 172.16.5.65〜172.16.5.126

ネットワークの区切りは「倍数」から始まる

あるプレフィックス長のネットワークは、必ずそのブロックサイズの倍数のアドレスから始まる。たとえば/26(64個ずつ)のネットワークは .0、.64、.128、.192 からしか始まらない。

このため、「172.16.1.96/26」のような組み合わせは、ネットワークアドレスとして正しくない(96は64の倍数ではない)。選択肢を見比べる問題では、まずこの点で候補を絞り込める。

重なりの確認

複数のネットワークを割り当てるときは、それぞれの範囲(ネットワークアドレスからブロードキャストアドレスまで)を書き出して、重なりがないかを確かめる。範囲が少しでも重なっていると、ルータがどちらのネットワークに送ればよいか判断できず、正しく通信できなくなる。

実際の試験ではここに出る!

この用語が出てくる記事

↑