デフォルトゲートウェイ
自分の属するネットワーク以外の宛先にパケットを送るときに、端末が最初に転送を依頼するルータ。端末の設定では、そのルータのIPアドレスを指定する。
イマシルちゃんの解説
パソコンは、同じネットワークの中の相手には、直接データを届けられるんだ。
でも、別のネットワークの相手には、自分では届けられない。
そこで、「よそ宛ての荷物は全部ここに渡す」っていう窓口を決めておくんだ。
それがデフォルトゲートウェイだよ!
インターネットのサイトにつながるときも、まずはこの窓口にお願いしているんだ。
より深い解説
定義
デフォルトゲートウェイは、端末が、宛先のIPアドレスが自分と同じネットワークにない場合に、パケットを送り出す先のルータ(またはレイヤ3スイッチ)である。端末の経路表では、デフォルトルート(0.0.0.0/0)の次の転送先(ネクストホップ)として登録される。
端末の判断
- 宛先のIPアドレスと、自分のIPアドレス・サブネットマスクから、宛先が同じネットワークにあるかを判断する
- 同じネットワークなら、宛先のMACアドレスをARPで調べて、直接送る
- 別のネットワークなら、デフォルトゲートウェイのMACアドレスをARPで調べて、そこへ送る(IPヘッダーの宛先は最終的な宛先のまま)
設定の方法
| 方法 | 内容 |
|---|---|
| 手動 | 端末のネットワーク設定に、ルータのIPアドレスを入力する |
| DHCP | DHCPサーバが、IPアドレスと一緒に配布する(オプション3:Router) |
| IPv6のRA | IPv6では、ルータ広告(RA)を送ってきたルータを、デフォルトゲートウェイとして使う |
冗長化
デフォルトゲートウェイが1台だけだと、そのルータが故障したとき、ネットワークの外と通信できなくなる(単一障害点)。端末に設定できるデフォルトゲートウェイは通常1つなので、ルータ側で冗長化する。
VRRPを使う場合、端末に設定するデフォルトゲートウェイは、実際のルータのアドレスではなく、仮想IPアドレスである。
よくあるトラブル
| 症状 | 考えられる原因 |
|---|---|
| 同じネットワークの機器とは通信できるが、ほかのネットワークとは通信できない | デフォルトゲートウェイの設定がない、誤っている |
| 行きは届くが、戻りの通信が届かない | 相手側やルータの経路の設定の不足(戻りの経路がない) |
実際の試験ではここに出る!
- ネットワークスペシャリスト 令和7年度 春期 午後Ⅰ 問1
- ネットワークスペシャリスト 令和7年度 春期 午後Ⅱ 問1
- ネットワークスペシャリスト 令和元年度 秋期 午前Ⅱ 問10
- ネットワークスペシャリスト 平成30年度 秋期 午前Ⅱ 問6